タバコ
2001年3月13日だれかが自分のことを気にかけてくれるのは、嬉しい。
だれかに気にしてもらおうとすることは悲しい。
ヒトは演者であるもの。
さてさて、ホントの自分って一体どんな形をしてるのだろう。
この日記をつけていることは、知人には一切おしえてない。
だが、素直な気持ちを書いたことは一度も無いのかも知れない。
脚色のいらない本来の姿
別にだれかに読んでもらうために書く訳でないと思いながら、
自分のことを知って欲しいとも願う。
そして、いつのまにかホントの自分から遠ざかっていく。
日記帳を買えばいい。
だがそれでは満たされない。
マ−ケッターは先を読むのが仕事。
不確かな未来を自信ある答えを導く。
だが消費者やユーザーの「ベネフィット」を度外視すると、
予想が的中たとしてもビジネスにはならない。
■日記を読んでるヒトのベネフィット。
それは、自分と同じ気持ちのヒトと出会える。
連続ドラマのように続く恋愛話のドキドキ。
気晴らし。
■日記を書いてるヒトのベネフィット。
それは、だれかに知ってもらいたい寂しさの穴埋め。
だれかに教えたいような出来事を自慢できる。
元気をもらえる。
たったのこれだけじゃないし、反感をくらうことを書いた。
幸いこの文章を読んでる人は数少ないからよしとしよう。
みんなそれぞれ、自分のベネフィットを満たすために、
顔も知らない、どこに住んでるのかもわからない、
そういう方の日記を「お気に入り」に登録している。
人気のあるTV番組、商品、WEBサイトなんかは、
基本的に自分の欲求を満たしてくれるから人気がある。
このサイトも真にそのとおり。
現実から逃げだしてるわけでもなく、
空想の世界に入り浸ってるわけでもない。
だれかと繋がってることが、ただただ嬉しい。
これは素直な気持ち。
ヒトは演者たる。
相手によって態度も変わるし、自分を良くみせようとする。
悪いことでもなんでもない。
処世術でもあるし誤解されないための仮面も被る。
だが温もりが欲しくて欲しくてたまらないときがある。
支えが欲しい。
独りで生きてくことは悲しい。
誰かにタバコを止めさせて欲しいと時々願う。
大事にしてあげたいと思うから。
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